2020年12月申し込み
広津バイオサイエンスのN-NOSEなる、線虫の嗅覚を利用した癌の検査を試してみることにする。
- 胆のうがん 胆管がん
- 肝臓がん 膵臓がん
- 肺がん 口腔咽頭がん
- 腎臓がん 食道がん
- 胃がん 大腸がん
- 前立腺がん 膀胱がん
- 乳がん 子宮がん
- 卵巣がん
15種類のがんの検出が可能でがん患者を「がん」と判定する確率(感度)は86.3%だそうだ。
また健常者を「がんではない」と判定する確率(特異度)は90.8%となっている。裏を返せば癌でないのに約1割の人が癌の恐れありを宣告されるという事である。これについてはいろんな意見があるようだ。
1万人正常の人を検査したら約1000人が「癌ではないと言い切れない」という結果になるのだから。確かに癌ではないのに癌かもしれないとされる10%の誤判定グループに入ったら困るなー。
まあステージ0、1の早期がんにも反応することが確認されているとの触れ込みなので、今抱えている胆管狭窄問題の参考になるかもしれない。
internetで注文したらこの箱が送られてきた。金額は一人分で込み込み1万円ちょっと。
中身はこんな風である。
スポイトと尿を入れる小さなプラ容器
尿は3時間以内に東京の所定の場所まで持参しなければならないのでその住所案内図
そして持参する日にちを事前予約するためログイン情報
2020年暮れも押し迫ってから東京に持参した。
本当にただ持って行っただけ。受付にいた方はおそらく何もわからない方で受け取るだけ。
普通は6週間後に結果がとどくが正月休みがあるので7週間ぐらいになるという。
疑問なのはなぜ6週間もかかるのかという点である。説明が全く不足しているのである。
一番可能性があるのは注文に対する設備能力の不足だ。であるならただ今大変込み合っていて6週間待ちだと言えばすぐに納得するのだけれど。
尿を培養(?)などして処理するため時間がかかるのか?
線虫の動きが極端に遅い?
誤判定防止の為いろんなLOTの線虫で試してみるのかな?
1次スクリーニングという言い方をしている訳だけど6週間も時間がかかるのはいただけない。
2021年2月結果入手
2021年2月中 A4の結果報告書1枚で結果が送られてきた。ちょうど7週間49日目である。
誠にシンプルな結果報告である。
ただ仔細に見てみるとオレンジ色のやや左側に星マークがついている。同時に申し込んだ妹のものは青色のかなり左端の安全地帯にマークされていた。
癌がある場合線虫は尿の臭いに引き付けられるというが、私の場合線虫が躊躇し意見が割れている状況のようだ。
現在の担当医が経過観察でしばらく様子を見ましょうというのと合致するという事だ。
しかしながらうたい文句でいえば86.3%の確率で癌リスクはないという事なのでくよくよ考えずに前向きにとらえようと思う。
それにしてもLeadtimeが6週間もあるのは、ビジネスとして成立するのか?
どう見てもおかしい、恐らく実際の結果はもっと早く出るのだと思う。現実は健保組合などの集団で検査するケースの方が効率もよく、またフォローが出来、データもたまるのでそちらを優先しているのではないかと思う。その空き時間に一般から募集した検体でのテストを行っているのではないか。設備能力が増え、一般により解放されれば時間的には早くなるのでは。
非上場企業なのか情報開示が全く不十分だ。